2月2日 大般若祈祷法要を行いました
2月2日、中央院にて年に一度の祈祷法要「大般若祈祷会」を執り行いました。
仏さま、そして諸仏諸菩薩のご加護を願い、それぞれ特定の願い事の成就を祈る、大切な祈祷法要です。
今年は、翌日の節分、その後に迎える立春を控え、新しい季節への節目を感じる一日となりました。
この法要は、檀信徒以外の方もお申し込み参加が可能となっており、お申し込みの方には厄祓い、身体健固や交通安全、心願成就、商売繁盛など、さまざまな願いを込めてご祈祷が行われ、お守りや祈祷札が渡されました。
法要が始まり、堂内には凛とした空気が流れ、太鼓の力強い音に合わせて般若心経の読経が行われます。
般若心経の後には、経本を空中でダイナミックに翻す「転読(てんどく)」が11名の僧侶によって行われ、響きを立てて翻されるたびに堂内の空気が引き締まるような厳かな時間が流れました。
また今回は特別に、将来お寺を担う予定の大学生の双子の息子二人が読経に参加し、若い力が加わった法要は、より一層活気に満ちたものとなりました。
法要の締めくくりは、駒沢幼稚園の園児の皆さんによる歌の発表会です。
童謡「まめまき」と「ドレミのうた」を元気いっぱいに披露してくれ、その明るい歌声に、堂内は自然と笑顔とあたたかな雰囲気に包まれました。
法要後、ご参詣のみなさまがお帰りの際は、豆まきの代わりに福豆をお頒けしました。
暦の上では、まもなく春。
春分の日は、午後1時より春彼岸法要です。
寒さも少しずつ和らいでくる折に、ぜひお参りください。
~大般若祈祷会(だいはんにゃきとうえ)について~
大般若祈祷会は、禅宗において唯一行われる祈祷の法要です。
この法要では、三蔵法師が幾多の困難を乗り越え、インドより中国へと持ち帰ったと伝えられる『大般若経』六百巻の功徳にあずかり、諸願成就と除災招福を祈念します。
本来、大般若経は六百巻すべてを読誦するべきものですが、法要では一巻一巻を読む代わりに「転読(てんどく)」という作法を行い、経巻を繰りながらその全巻の功徳をいただきます。
こうして、堂内に響く転読の音とともに、仏法の加護が広く行き渡ることが祈られます。
また、本堂正面には、大般若経を守護したとされる十六善神の掛け軸を掲げ、仏法護持と参詣者の安寧を祈ります。
大般若祈祷会は、仏祖の教えと祈りの力をあわせ、日々の平安と社会の安穏を願う、曹洞宗において大切に受け継がれてきた法要です。