お供えの基本は、「香=お線香」「華=お花」「灯=ろうそく」「水=お水」「飲食(おんじき)=お仏飯など」の5種類です。
年忌や祥月命日、お月参りの際は、「お霊供膳」や「積み団子」もなるべくお供えしましょう。
「供えなきゃダメなの?」という声もありますが、もし故人が生きていたなら、
「ごはん用意しないとダメなの?」とはなりませんよね?
月に一度、あるいは年に一度は、故人のために心を込めてお供えすることをお勧めいたします。
「お霊供膳」
お膳をつくるときのコツは自分が食べるように配膳することです。
ごはんと汁椀を手前に、左手奥に主菜、その右に副菜①、真ん中に副菜②というように配膳します。
お供えするときは仏様側にお膳の正面が向くように180°回転します。
副菜の食器の高皿とツボ椀の配置は地域によって反対になりますが、中央院では下の写真の配置(仏様の方に向けた状態)を基本とします。
「積み団子」
上新粉にお湯または水を加え、耳たぶぐらいの固さを目安に練ります。
中央院では片方35個の5段重ねの一対、合計70個が基本です。一番下の段が一辺が5個の三角形(15個)になります。蒸し器で20分くらい蒸してください。お供えするスペースや高坏の大きさによって4段や3段になっても差し支えありません。
とがった方を手前に向けてお供えします。